2018年09月23日

コクサイ S&W M19 CCW一号 その6


完成しました。

今回のテーマはコンシールドキャリーウェポン(CCW)です。
2.5インチとはいえM19がコンシールドキャリーに適しているか微妙ですが、気にせず気の向くまま製作しました。

で、こんな感じになりました。
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6


まずは、外観です。

インナーバレルを独自に組み込む必要があったのでアウターバレルもABS樹脂で自作することになりました。
形状は気の向くまま(無計画)に削り出しましたが、割と気に入っています。
今回は初めてステンレス風の塗装に挑戦しました。
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6

フロントサイトはピンで固定する予定でしたが、忘れて塗装してしまったので接着となっています。
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6

シリンダーはノンフルートにしてみました。
実銃では強度を確保するためなので、キャリーガンとしてはまったく無意味ですが、そこは気の向くままに簡単そうだったので挑戦してみたのです。
ですが、デコボコを直すのにはかなり時間がかかりました。
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6
画像にある凹みは傷ではなく、下地処理の穴埋めで見逃してしまったものです。

リアサイトは当初、調整可能なものを独自で組み込もうとしたのですがどうにも気に入らず、最終的には取り外し可能なフィクスドサイトとなりました。
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6
キャリーガン的にはもう少し低くして、衣服に引っかかりにくいものにしたかったのですが、フロントサイトとの兼ね合いで出っ張ってしまいました。

いつも通りのハンマーのデホーンド化です。定番ですね。
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6

グリップは色々と妥協して、元のグリップを削りこむ形になりました。
下のフィンガーチャンネル部分がフレームが見えるまで削っているのが特徴です。
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6
塗装は黒の上に赤を吹いてみるといい感じにこげ茶になりました。


こちらは前々作でも行った、フレームに磁石を埋め込んでヨークを固定する加工です。
保持力はやや弱いですがガタつかない程度の強さはあり、スイングアウトも軽いです。
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6

こちらもいつもの加工ですが、トイガンのリボルバーは大抵フォーシングコーンでシリンダーをロックさせていますが、この機能はオミットしています。
トリガーをスムーズにするためですが、反面センターが出にくくなります
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6

塗装はサーフェーサーで下地処理を繰り返した後、シルバー部分がキャロムのステンレスシルバー、フレームは染めQの黒、グリップは染めQの黒と赤の重ね塗りで、あとはつや有りクリアを全体に吹いています。シリコンオイルを塗布するといい感じのムラが出ました。
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6
今回はほぼ初めてまともに塗装をしてみましたが、下地処理が甘く小傷やパテ盛り跡が残ったり、クリア塗装のムラ?ゆず肌?が出たりと出来の良いものにはなりませんでした。画像では分かりにくいかもしれませんが・・・
まあ、これからということで><

以下、適当に撮影したので白飛びしていますが、比較的ましな画像です。
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6

シルバーと黒のツートンカラーはかなり気に入っています。
キャリーガンとしては、まあ、元のよりはキャリーガンぽくなっているかなと^^;


次に、実射性能です。

今回個人的に最も当たりだったのが、後込めカートリッジです。
先込めに比べて初速が10m/sもアップしたので、これが無かったら実射性能は悲惨なものになったでしょう。
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6
作り方も簡単で、元のカートリッジを分解して後端の穴を拡張し、市販のカスタムバレルをカットしアルミテープでケースの内径に合わせてパッキンと共に嵌めるだけです。
パッキンはクラウンのカートリッジのものを使用します。

銃のスペックと計測環境は以下です。
・リソースはグリーンガス
・Nonホップバレル
・インナーバレル全長は55mm
・インナーバレル内径は6.2mm
・後込めカートリッジで内径は6.03mm
・後込めカートリッジは一つしかないので装填箇所を毎回変えて計測
・距離は5m
・0.2gBB弾

まずは、初速です。
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6

2回目と6回目で60m/sを切ってしまいました。
6回目の後そのまま7回目を計測してみると64m/s出ているので、恐らくトリガーの引き方が関連していると思われます。
コクサイリボルバーのシリンダーは歪んでいるので、チチバンがうまく行えない個所があります。
そのタイミングでシリンダーの回転が渋いとBB弾がバレルにぶち当たってしまうのではないかと考えています。

しかし、全体的には60m/sを超えているので満足しています。
以前、後込めカートリッジを作成した際は初速が全く出ず失敗に終わったのですが、今回は上手くいきました。
恐らく6.2mmのルーズバレルを使用したので、バレル入口でBB弾がぶち当たりにくくなったのではないかと推測しています。
ちなみに、通常の134aガスでは57~60m/sほどでした。


次は集弾性能です。

試射した際は良かったので期待したのですが・・・
1回目、
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6
残念な結果になりました。
やや手振れも大きかったと反省し、

2回目
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6
こちらはまあまあの結果です。

この調子で3回目
コクサイ S&W M19 CCW一号 その6
一個大きく外れたもの以外は2回目と同じくらいですかね。

特別良い数値ではありませんが、2.5インチのリボルバーとしてはましな方だと思いたいです。
弾が荒れるのはやはりシリンダーが原因でセンターが出ないためと思われるので、シリンダーを何とかするのが今後の課題となりそうです。

次回は、備忘録を兼ねて内部カスタム個所を列挙します。

つづく。







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Posted by soara71 at 12:01│Comments(2)S&W M19 2作目
この記事へのコメント
完成おめでとうございます!!
外見だけでなく、中身もグレードアップして凄いですね!

ベースとなるガスガンも、
コクサイの業務終了後に、全ての中古価格が高騰して、
なかなか欲しいと思うものが入手できませんね。
キャロムのブラックスチールは、研磨すると艶が出るのですが、
ステンレス塗装は、研磨すると艶が出るのでしょうか?
Posted by 松本市在住 at 2018年09月23日 19:07
> 松本市在住さん

ありがとうございます。
キャロムのステンレスシルバーは今回は特に研磨はせず、つや有りクリアを吹いたので艶々になっています。
金属っぽさがなくなってしまったのでそのままの方が良かったかもしれません。
Posted by soara71soara71 at 2018年09月24日 08:47
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