2019年05月21日
コクサイ S&W M19 3作目 その6
内部カスタムの備忘録です。
適当なので参考程度にお願いします。
①ホームセンターで購入したスプリング。線径(0.8)x外径(10)x長さ(38)。 半周ほどカットしている。
②ABS樹脂製のバルブジョイント。3Dプリンターで出力。
③バルブの傘の部分を小さくした。
④アルミパイプを使用してガスタンクを増量。ガス圧安定のためだが効果は不明。
①前面を削ることでバルブの開放量を増加させた。スピコンのハンマーを参考。
ファイアリングピンも外して強くバルブを叩くようにした。
②シアーの先端にステンレス板を張り付けて、トリガーを引いた際に遊びが少なくなるようにした。
③トリガーと接触する箇所が削れて歪んでいたので、フライスできれいに整形した。
④バルブの開放量を増加させるために、ねじを埋めこんだ。
⑤1.1mmピアノ線でハンマースプリングを自作。熱処理済み。
①ハンドを少し厚くし、長さも少し延長してシリンダーを回転させやすくした。チチバンを確実にするため。
②トリガーレバーとトリガーの内側に隙間があるので、薄いステンレス板を張り付けた。隙間があるとトリガーを引いた際にリンバウンドスライドが浮いてしまい、ハンドの動作に影響があったので。
③削れて歪んでいたのでフライスで整形した。
④ハンマー前面を削り込んだため、接触するようになったので削った。
①ヨーク固定のために小さいプランジャを埋め込んだ。
①シリンダー側の溝とサイズが合わないので幅を太くした。
②トリガーと隙間があり、トリガーを引いてもすぐにシリンダーストップが動かないので金属接着剤を盛って隙間を埋めた。
①ハンドがきちんと引っかかるようにラチェットを整形。あまりうまくいかなかった。
②3Dプリンターで出力したシリンダー。完璧なセンター出しを目指したが、一部のチャンバーが僅かにずれていた。
後込めカートリッジ。
6.03mmのカスタムバレルとコクリボカートリッジケースと、クラウンリボのカートリッジのパッキンを組み合わせたもの。
初速アップには必須。ただ、集弾性は悪くなるかもしれない。
ガスルートが割れやすいとのことなので、プラリペアを薄く盛って強度アップを図った。
集弾性能アップを期待してバレル入り口を広げてみたが効果なかった。
今回は、実射性能はあまり良くなかったのが残念なのですが、色々と試せた点は満足しています。
インドアサバゲに使用するかは微妙なところなので、もう一度挑戦する予定です。
おわり。
2019年05月12日
コクサイ S&W M19 3作目 その5
一応完成したものの、実射性能に納得出来なかったので、色々と調整していました。
まず、初速アップのためガス放出量を増加させようと、ファイアリングピンを外してみました。
バルブを叩く際の抵抗になっているような気がしたんですよね。
また、バルブスプリングも半巻きほどカットた結果、ガスルート出口の感触では放出量が増加したような気がします。
ただ、ガスの消費量もかなり大きくなりましたが・・・
自作の後込めカートリッジに関しても、前回特定のカートリッジだけ70m/s近く出ていたので、それを参考に調整しました。
元々、カートリッジの長さは、シリンダーに収めた際に弾頭が飛び出ないようにツライチにしていました。
今回それを少し飛び出させるようにしました。そして、弾頭部分を丸く削りました。
これにより、飛び出た弾頭がフォーシングコーンに接触して押し戻され、ガス出口とカートリッジの隙間が埋まるようになります。
ガス漏れしないように隙間を少しでも無くそうという狙いです。
で、結果としては効果があったようです。
70m/s前後出るようになったので概ね満足する結果です。
ただ、気になるのが、この画像を撮る前に計測した際は75m/s前後出ていたのですが、内部をばらして組みなおした後なぜか上の画像のように初速が低下しました。
何か組み方にコツがあるのかもしれません。
初速がアップしたので、集弾性能のアップも期待したのですが、まったく変化がありませんでした。
そこで、ダメもとでインナーバレルの入り口を広げることにしました。
元々は、角に少しアールを付けている程度だったので、BB弾が角に衝突した際に強く回転を与えていると思われます。
分解できないので横からルーターで削ることしか出来ず、大きくテーパーを付けるようなことは出来ませんでした。
乱回転が多少マイルドになることを期待したのですが、結果は残念ながら変化を感じませんでした。
さすがにもう面倒になったので、最後に参考として0.25g弾での集弾性能を計測して実射性能に関しては終わりにしようと思います。
0.2g弾に比べると散らばりは小さくなっていて、このぐらいなら許容範囲なのですけど、インドアサバゲでは0.25g弾は使用できないんですよね・・・
つづく。
2019年05月08日
コクサイ S&W M19 3作目 その4
10連休を利用してようやく完成しました。
今回は、インドアサバゲで使用したい、というのをテーマとして作成しましたが、こんな感じになりました。
他人様にお見せするかもしれないので、外観は変に凝らずにシンプルなものにしました。
一応モデルになった実銃はありますが、あまり似ていません・・・
形状はシンプルですが、塗装は少し工夫してみました。
まずは、こちらの記事を参考にグリップを木目調塗装にしてみました。※ありがとうございます!!!
どうでしょうか?
よく見ると変ですが、ぱっと見は木製グリップに見えませんか?
自分では結構気に入っているので今後も挑戦したいですね。
木目の描き方がもっと良くなれば本物の木製グリップに近いものになるはずです。
フレームの塗装も試してみたかった方法で行っています。
こちらは、ベースに黒を塗った後、銀を軽く吹き付け、そのあとに再度黒を軽く吹き付け、最後につや消しクリアで整えています。
銀の粒子が薄く見えているのが特徴です。
ただ、これはリアルにしたいわけではなく、簡単な方法で見栄えを良くしたいというのが目的です。
細かい傷が目立たなくなるのも良い点です。
シリンダーは濃い青→銀→黒→つや有りクリアという塗装にしました。
青ベースも中々良いと思いましたが、黒が薄くキラキラし過ぎてしまいました。
あと外観に関しては、シンプルなアウターバレルを樹脂で作成しました。
フロントサイトは元のものを利用しています。
ちなみに参考にした実銃は、コンバットマガジン別冊の「HAND GUN」に出ていたストラウプ製のM28 SLUGGERという銃です。
実銃の方はNフレームでバレルの長さも違うので完全に再現しようとした訳ではないのですが、自分で適当に考えたデザインよりは説得力がある気がします・・・
リアサイトはノーマルのままで、ハンマーはいつも通りスパーをカットしています。
画像無いですが、今回はヨークとフレームの固定は、小さいプランジャをヨークに埋め込んでフレームにロックするようにしています。
正直前回行った磁石で固定する方が、スイングアウトはスムーズですが、見た目がかっこ悪いので今回は実銃ぽい方法にしています。
フォーシングコーンもいつも通り、元の可動式はオミットしてインナーバレルをぎりぎりまで伸ばしています。
ここのインナーバレルとカートリッジとの隙間が初速度に大きく影響を与えるのです。
外観に関してはこんな感じで、以下、頑張ってかっこ良く撮った画像です。
今回、実際に使うにはまだ足りませんが、後込めカートリッジを最低限の6発分を作成しました。
作成には、コクリボカートリッジのケースと、6.03mmのバレルと、クラウンリボルバーのカートリッジのパッキンを使用します。
パッキンはそのままだと抜弾抵抗が大きいので緩くさせる必要があります。
カットしたバレルにアルミテープを巻いて太くしてケースに圧入しています。
実射性能に関してですが、今回作成したカートリッジの出来不出来が大きく影響する結果となりました。
銃のスペックと計測環境は以下です。
・リソースは134aガス
・Nonホップバレル
・インナーバレル全長は77mm
・インナーバレル内径は6.2mm
・後込めカートリッジで内径は6.03mm
・距離5m
・0.2gBB弾
初速は以下のようになりました。
特定のカートリッジの初速が70m/s近く出ていますが、他は60m/s前後です。
パッキンの抜弾抵抗とインナーバレルとの隙間が影響を与えているようです。
集弾性能も以下のような残念な結果となりました。
弾道がスライスしたりホップしたりと安定していませんでした。
カートリッジの出来によって初速がまちまちになっていることや、自作したシリンダーはセンターはきちんと出ているのですが、シリンダーストップがはまる溝が浅いためか、シリンダーが停止せずガタつくことがあり、これらが悪影響を与えていると思われます。
内部カスタム箇所に関しては今作では色々試したので、次回備忘録を兼ねて詳細をアップします。
つづく。